2020年12月17日

パラグアイのコロナ禍

もう師走も中旬。今年はコロナ禍で日常が一変しました。
パラグアイのコロナ状況・コロナ禍での学校状況などを徒然に。。

パラグアイは人口700万人くらい。東京都の半分位ですね。
感染者はじわじわ増えていて、毎日600〜1000人!首都近郊の病院のICUはひっ迫しつつありますが、それほど危機感はありません。4月・5月はピリピリしていて外出制限も厳しく人通りが少なく営業する店も限られていましたが、現在は日常生活はほぼ通常通り。
マスクは義務化されましたしどのお店に入るのにも、手洗い・検温・アルコール消毒が必要ですが…

ちなみに、菜の花レストランは時間短縮、席数減らして、デリバリーをしながら何とか営業していて、
民宿らぱちょの方はこちらで生活する人の下宿屋になっています。ブラジルとの国境は開きましたが、アルゼンチンとの国境はいまだに閉ざされたまま。来年には旅人さんが戻って来られるような状況になってくれますように!

そしていまだに大きく違うのは、学校。3月中旬に国内でコロナによる死者が二名出たらすぐに学校が閉鎖。
4月のセマナサンタ(イースター)開けには再開か?など最初は思っていましたが、セマナサンタにまさかの年内閉鎖が決定。
パラグアイの学校は2月に始まり11月に終わるので、今年卒業する最終学年とかだけは11月にテストのためだけの登校が認められました。。。

で、授業はどうなったか、というとオンラインでの授業です。学校によって違うのですが、公立の学校などはテレビで授業をしたとか聞きました。
うちの娘の通う私立のAdventistaはZoom授業。学年ごとに違う時間帯で毎日一時間、月曜日〜木曜日まで。(小学生は金曜日休みでした。)
そのほかに学校の専用プラットフォームから課題がだされます。一週間にだいたい10個くらいで提出期限は二週間以内。
たまにZoomで説明しながらプリントを埋めることもあるのですが、だいたいは先生のあげた動画を見て、プリントを出力し、回答を記入。それをスキャンしてアップロード。

これが、日本語だったら私もそこまで大変でなかったとおもいますが…もちろんすべてスペイン語!
娘は先生の話すことくらいは聞き取れているはずですが、新しい概念の説明とかは…???
そこで、アップロードされている補助のプリント資料を翻訳(GoogleとDeepLで翻訳して比較)し日本語で説明した後、スペイン語で回答させる。ということをやらねばならず、親子ともども非常にストレスでした。
授業料は20%オフになりましたが、教えている時間・労力を考えるとお金をこっちが欲しいくらいです。

だいたい、自分が習っていないことなのでどう教えたらよいのか・・・
算数なら楽勝!とおもっていたら、割り算の書き方が日本と違う!し、
社会はこちらもパラグアイの歴史や地理は勉強になってよかったのですが、
理科は細胞膜や玄武岩って小学校三年生でやる内容だっけ??三年生に説明するには難しすぎる気がします。
少なくとも手元にある小学校三年生の理科の教科書には載っていません。

そして、Adventistaはキリスト教系の学校なので宗教の時間もあります。
聖書のここを読んでなぜイエスがこう言ったのか考えなさい。とかいう問題が出るのです。
スペイン語の聖書と日本語の聖書を読み比べようとおもってもタイトルからして違うので探すのが一苦労。
exodoが出エジプト記なんてどうやったらわかるのっ!!
いやぁオンライン翻訳に本当に感謝しかありません。

そんなこんなで頑張って11月の学年末試験は何とか乗り切り、成績表もPDFファイルで届きました。
内容の理解度はとにかく、とにかくプリントを埋めて期限内に提出するのは頑張ったので無事に来年は4年生に進級できそうです。ふーっ。疲れました…
来年は対面授業始まってほしいものです。

ちなみに日本人会の日本語学校はやはり学費に割免除でZoom授業が週に二時間。
授業後に授業でやった内容の課題が出る形式で、授業内容を動画でアップしてくれて非常に丁寧に教えてくれるのですが、こちらは日本語を日常生活であまり使っていない日系三世が多いクラスなので、娘には簡単すぎ。二年の漢字が終わって三年生の漢字をすこし始めたところで、三年生が終わりました。
まぁこちらの学校へ行かせている目的は運動会やスピーチコンテストなどなので二年の復習が出来て良かったのですが…

頼りにしていた日本語の国語、Avdentista/三育の日本語クラス。
こちらは今年はZoomなし、授業料も無しなのですが、日本語の教科書とそれに対する質問がずらっと載っているプリントの束をいただきました。スペイン語の合間を縫ってなんとかこなして前期分を提出。今はスペイン語が夏休みなので、後期分をやらせていますが、どこまでわかっているのやら??
宿泊業がほぼ休業状態なので時間はあるといえばあるのですが、本当に早く授業が始まってほしいものです。
posted by うらん at 00:04| Comment(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月09日

日本の教科書

海外に住んでいても日本国籍の子供は
義務教育の間の教科書を無料で受取る資格があります。

でも、「資格がある」だけなので
待っていればもらえるわけではなく
学年の始まる半年以上前に
大使館や領事館に行って申請しないといけません。

※日本人学校へ通う場合は学校で申請するので不要です。

うちの娘は2012年生まれで
日本だったら4月から一年生。
なので、去年の9月に申請に行ったのですが
締め切りを過ぎてしまっていて
教科書自体は無料だけれど送料負担で
なんとか手に入れることができました。

送料はパラグアイまで送ってもらって5100円。
一年生の教科書一式(前期・後期の教科は前期ぶんのみ)7冊が
無事に日本から届きました。

教科書.jpg

そして、後期の教科書こそ期限内に!と思っていたのですが
前期申込時にはいつ締め切りかがわからず
5月と手帳にしっかりメモしていました。

そして5月。
入ってすぐはどうせ連休だからゴールデンウィーク明けに
申し込みに行こう!と思っていたら

えっ!
5月4日(金)締め切り!?
在パラグアイ日本大使館は日本の祝日も開いていました!!

気が付いたのは5/6(日)
あらららら・・・・
また、送料負担かぁ。
でも、どちらにしても申し込むなら
早めに行こう。と月曜日の午前中に申請に行きました。

大使館職員:「締め切りは金曜日だったんですよぉ」

私:「はい、すみません..ゴールデンウイークかと思っていて...」

大使館職員:「ホームページには大使館の祝日も、締め切りも載っているんですけどね。」

私:「はい、すみません..」

大使館職員:「領事に確認してきます」

というやり取りの後
大使館職員:「大丈夫でした」

私:「ありがとうございます!!次回こそ期限内に申し込みます!」

この間もそう思っていたんですけどね...
本当に次回こそ!!!

※必要なもの※

「教科書申込書」
「意思確認書」
子供のパスポート顔写真ページコピー
子供のパスポート日本出国ページコピー
子供のセドラコピー
posted by うらん at 05:49| Comment(2) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

日本語学校

さてさてうちの娘も今年の2月で6歳です。
そう、新学期の2月から小学校。

いままで近所のアドベンティスタに
午前日本語、午後スペイン語で通っていましたが
今年から、土曜日一日(8:00-14:40)の日本人会のやっている
日本語学校にも通うことにしました。

さてさて、その日本語学校です。
日本人会が運営しているのですが
会員でなくても通学可能で
パラグアイ人の子も通っているそうです。

でも、会員と非会員で学校の授業料などの値段が違ってきます。
非会員でも保険や父母会費は同じですが
それ以外の月々月謝、教材費、登記料がすべて倍。
トータルすると結構高い年間費をはらって会員になっても
そのほうが圧倒的に安い程です。

うらん一家は今まで日本人会に入っていませんでした。
特に必要もないし、
なんだか煩わしそうだし(勝手なイメージですが)
そして会費が年間日本円で3万円くらいすると聞いていたし。

でも子供を学校に通わせるにあたって、
わざわざ高いお金を払っても非会員であり続けるほどの意地はありません。
これを機に日本人会に入ることになりました。
入ってみたら、
「寄付とか大変よ〜」
「バザーの食券ノルマがあるわよ〜」
とかいう話を聞き、うーむちょっと早まったか?ともおもいましたが
まぁ物は試し。ということで。

以下、日本語学校2018年の小学校一年生の学費です。

    会員      非会員
登記料 209,000     418,000
教材費 236,500     473,000
保険料 15,000     15,000
父母会費 20,000     20,000
2月    92,500     185,000
3-12月 185,000     370,000

小中学校は土曜日一日コースのほかに平日コースもあります。
 火・水・金の14:00-16:45
幼稚園は
 火・水・金・土の14:00-16:55のみ

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posted by うらん at 04:25| Comment(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする